ロイヤル・バレエ「ラ・バヤデール」〜英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018-19
エキゾチックな古典バレエ作品『ラ・バヤデール』
世界最高峰の名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」の人気公演12演目の舞台映像を映画館で順次上映。舞台裏でのインタビューや特別映像を追加し、映画館の大スクリーンと迫力の音響でライブ観劇しているような臨場感が味わえる。
『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19』バレエ第二弾は、エキゾチックな古典バレエ作品『ラ・バヤデール』。
古代インドを舞台に、一人の戦士をめぐって舞姫と藩主の娘が火花を散らし、陰謀、裏切り、毒殺、横恋慕と濃厚な恋愛ドラマが展開する。婚約式で繰り広げられる華麗な踊りの数々には酔わされ、影の王国で白いチュチュの群舞が一糸乱れぬ動きを見せる静謐で幽玄な世界にはクラシック・バレエの美の極致がある。戦士ソロルのダイナミックな踊りは男性バレエダンサーにとって高難度で、超絶技巧の限りを尽くしたもの。ソ連から亡命後国際的に活躍した偉大なバレリーナ、ナタリア・マカロワによる演出は、よりドラマ性を重視しており、『ラ・バヤデール』の決定版と言われている。
ニキヤ役のマリアネラ・ヌニェス、ガムザッティ役のナタリア・オシポワは、世界のバレエ界でもトップの人気と実力を誇るスターで、この2大バレリーナが共演して対決する贅沢な趣向。ソロル役のワディム・ムンタギロフも、世界最高レベルのクラシック・テクニックを誇る貴公子。やはり高度な技術が要求されるブロンズ・アイドル(黄金の仏像)役には、プリンシパルのアレクサンダー・キャンベルが配役。さらに影の王国のヴァリエーション(ソロ)にプリンシパルの高田茜、ヤスミン・ナグディ、日本出身の崔由姫という、映画館中継ならではの配役。冒頭で派手な跳躍を見せる苦行僧マグダヴェーヤにアクリ瑠嘉、婚約式で華やかな踊りを披露するパ・ダクシオンに金子扶生が出演するなど、日本人ダンサーも活躍。ロイヤル・バレエの総力を結集し、滅多にない豪華キャストで贈る華麗なクラシック・バレエの饗宴となった。
<あらすじ>
古代インド。神殿の舞姫ニキヤと、高貴な戦士ソロルはひそかに永遠の愛を誓う。しかしラジャが娘ガムザッティとソロルを結婚させることを決め、ソロルもガムザッティの美しさに惑わされて誓いを忘れる。ニキヤに横恋慕をしている大僧正から、ニキヤとソロルの関係を聞いたラジャは、ニキヤを始末することを思いつく。ガムザッティはニキヤにソロルを諦めることを迫るがニキヤは逆上し、ガムザッティもニキヤを亡き者にしようと決意。ガムザッティとソロルの婚約式でニキヤは踊るが、ラジャ親子の策略で花籠に仕組まれた毒蛇に噛まれて息絶える。
阿片に溺れるソロルは、影の王国で踊るニキヤの幻を見る。ガムザッティとの結婚式で再びソロルはニキヤの幻影に取りつかれる。神の怒りにより神殿は崩壊。天に上ったニキヤとソロルの魂は永遠の愛の中で結ばれる。
振付:マリウス・プティパ
追加振付:ナタリア・マカロワ
音楽:レオン・ミンクス
指揮:ボリス・グルージン
出演:ニキヤ(神殿の舞姫):マリアネラ・ヌニェス
ソロル(戦士):ワディム・ムンタギロフ
ガムザッティ(ラジャの娘):ナタリア・オシポワ
ハイ・ブラーミン(大僧正):ギャリー・エイヴィス
ラジャ(国王):トーマス・ホワイトヘッド
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):アクリ瑠嘉
アヤ(ガムザッティの召使):クリステン・マクナリー
ソロルの友人:ニコル・エドモンズ
・第1幕
ジャンベの踊り:マヤラ・マグリ、ベアトリス・スティクス=ブルネル
パ・ダクシオン:エリザベス・ハロッド、ミーガン・グレース・ヒンキス
アナ・ローズ・オサリヴァン、ロマニー・パジャック
クレア・カルヴァート、金子扶生
マヤラ・マグリ、ベアトリス・スティクス=ブルネル
リース・クラーク、ニコル・エドモンズ
・第2幕
影の王国(ヴァリエーション1): 崔 由姫
影の王国(ヴァリエーション2): ヤスミン・ナグディ
影の王国(ヴァリエーション3): 高田 茜
・第3幕
ブロンズ・アイドル:アレクサンダー・キャンベル
上映時間:3時間18分(予定)
会場 | 福岡中洲 大洋映画劇場 http://www.nakasu-taiyo.co.jp/ 〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲4-6-18 |
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入場料/料金 |
有料 一般:3,600円 |
お申込み | 詳細は公式HPにて http://tohotowa.co.jp/roh/ |
お問い合わせ |
中洲大洋映画劇場 TEL 092-291-4058 |
特記事項 | (c) ROH, 2017. Photographed by Alice Pennefather. |