文化と観光が結びつくとき

2022年10月1日(土)～2023年3月4日(土) 13:00～14:30

九州大学大学院・地球社会統合科学府の提携講座です。
1回ごとの受講も可能。

近年、国の政策の一環として、文化資源を観光に活用することが強く求められるようになりました。こうした動きは、地域の文化を見つめ直す契機となり、そのポテンシャルの高さを再発見できるという点などでメリットがあるものの、一方で非常に多くの問題もはらんでいます。また、文化と観光が結びつくのは今に始まったことではなく、近現代の歴史を見つめ直してみても、新たな伝統や歴史語りが誕生する契機ともなっていました。本講座では、文化と観光が結びつくとき、どのような現象や影響があらわれたのかという点に焦点を絞り、実例を素材としてお話ししていきたいと思います。(各講座のタイトルは、いずれも仮題です)

10月1日(土) 「西の京山口」の誕生
伊藤幸司(九州大学大学院地球社会統合科学府教授)

11月5日(土) ヒマラヤと福岡の山岳観光をフィールドワークする
古川不可知(九州大学大学院地球社会統合科学府講師)

12月3日(土) ラジオが育てた除夜の鐘
平山昇(神奈川大学国際日本学部准教授)

2023年
1月7日(土) 博多ドンタクの近代史 ―なぜ日程の変更が繰り返されたのか?―
平山昇(神奈川大学国際日本学部准教授)

2月4日(土) 中国の少数民族観光
長谷千代子(九州大学大学院地球社会統合科学府准教授)

3月4日(土) 文化財・遺跡の観光化について
田尻義了(九州大学大学院地球社会統合科学府准教授)

URL：https://www.asahiculture.jp/course/fukuoka/f1b07e36-c4fe-096f-1086-62fdf09e7936